【万年筆】海外「日本の伝統工芸の螺鈿を用いた万年筆が凄すぎる件」（海外の反応）

上の画像はイメージ、サムネイル用です。

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１：投稿者さん

ナミキユカリ螺鈿ムーンライト細字。
インクはBlackstone Barrier Reef Blue。
この万年筆は驚くほど手に馴染むんだ。本当に信じられないレベルだよ。
残念ながら、自分が住んでいるところは雨季に入っていてね。螺鈿を太陽の光に当てて見ることはできていないんだ。

２：海外の万年筆ユーザーさん

俺以外にも、万年筆愛好家なのに字が下手なやつがいて安心した。

３：海外の万年筆ユーザーさん

おめでとう！　これいつか欲しいんだよねー！　他のパイロット製万年筆のニブと比べるとどんな感じ？

４：投稿者さん

パイロットの万年筆はキャップレスしか持ってないんだ。でも、これと比較するとナミキユカリ螺鈿ムーンライトのニブはすごく良いよ。
キャップレスでときどき発生するシンギングも、螺鈿ムーンライトでは一切起きないしね。
ちょい前までPelikanの極細を使ってたんだけど、これよりも細い線が書けるから見ていて楽しいよ。
ニブはスムーズで、紙に書いているときカリカリと音がするんだ。これは引っかいてる音とかじゃなくて、純粋に「これこそ万年筆で書いてるときの音」って感じなんだ。

※シンギングは筆記時にニブから「きーきー、きゅいきゅい」と音が鳴ることです。
原因は、ニブと紙の摩擦によって発生する共鳴（共振）にあります。この振動によって、ニブからインクがスプレーのように吹き出たり、周囲にまき散らされる可能性があります。
ただし、この現象はそうそう起きるものではありませんし、簡単に起こせるものでもありません。一部の万年筆では発生しやすいようですが、あまり気にするものでもないと思われます。

５：海外の万年筆ユーザーさん

自分は投稿者さんじゃないけど、この万年筆と、その他のパイロット、ナミキの万年筆をいくつか所有してる。
非の打ち所のない職人による、見事なバランスと調整が施された万年筆だよ。
ほとんどのニブは、筆記時にフィードバックがなくスムーズな感じか、フィードバックがあって引っかかる感じのどちらかに分けられるんだ。でも、この万年筆はバランスが取れていて、両方に当てはまるんだよ。箱出しの状態なのに、心地のいいフィードバックがあって、とても滑らかな書き味だからね。こんなの見たことないよ。
もし君がジャパニーズニブ愛用者なら、この万年筆を選んでおけば絶対に間違いない。

※フィードバックは書き味や書き心地を表すときに使われる言葉です。
意味は「Scratchy（スクラッチィ）」と似ていますが、若干違います。（「Scratchy」は紙を削るくらい、もしくは針で引っかいているかのような感覚のことを指します。）
フィードバックの意味は、書いてる感覚が手に伝わってくる、程度です。つまり「Scratchy」ほど露骨な感覚ではないということになります。また、フィードバックは鉛筆で書いている感じ、Scratchyは針で書いているような感じと言われることもあります。
これらは人によって意味が変わる言葉です。とある方がフィードバックがあると評価した万年筆であっても、他の方にはScratchyと言えるものということも十分ありえます。

※ジャパニーズニブは日本の万年筆（パイロット、セーラー、プラチナなど）の字幅のこと指します。
基本的に日本の万年筆の字幅は、西洋万年筆の字幅よりも細めに作られています。（西洋万年筆はウエスタンニブと言われています。）
なので同じF（細字）であってもジャパニーズニブのほうが線は細くなります。
このような差が出ている理由は、ローマ字よりも日本語のほうが文字が密集しているからだと言われています。

６：海外の万年筆ユーザーさん

ありがとう！　今大学生だから、ナミキの万年筆を買うのは何年も先の話だと思う。
この手の万年筆の感想が聞けるのは嬉しいよ。試し書きする機会なんてほとんどないからね。
知ってたら教えてほしいんだけど、ナミキのニブは、パイロットのニブよりも良い調整が施されてるのかな？

７：海外の万年筆ユーザーさん

ナミキはパイロットの伝統工芸部門なんだよ。ハイエンドの万年筆の大部分を受け持っていて、手作業で製作されてるんだ。
蒔絵は伝統工芸の一つで、それぞれの万年筆には製作者の名前が刻印されてるくらいなんだ。ちなみに自分が持ってるものは、ナミキ唯一の女性職人によって作られたものだよ。素晴らしい万年筆さ。

ナミキのニブは全部自社製で、書き味を重視しているんだ。これはナミキの信念の一つだよ。
パイロットのニブも万年筆市場では最高レベルだけど、その調整と書き味には注目すべき違いがあるんだ。この違いが、製造によるものなのか、手作業の調整によるものなのかは分からない。でも、間違いなくナミキのニブはパイロットのニブよりもワンランク上だよ。

個人的に、ナミキの値段設定は適正だと思ってる。とても丁寧な仕事だし、どこをとっても素晴らしい。値段と釣り合いが取れてる数少ない会社の一つなんじゃないかな。見ても良し、書いても良しだからね。

８：海外の万年筆ユーザーさん

ありがとう！
ハンドメイドの万年筆って、漆塗りとか描かれてる絵にものすごく力を入れてるでしょ。だからこそ、そのニブも入念に調整されていることを期待しているんだ。
どこかで、中屋万年筆はいつも書き心地が良いとは限らないと聞いたから、あーそうなんだって思ってたんだ。でも、中屋万年筆のウェブサイトには、ニブをユーザーの筆圧とか筆記速度とか筆記角度とかに合わせて調整できるって書いてあったんだよね。

９：海外の万年筆ユーザーさん

同じような話を聞いたことがあるよ。だから自分はいつも不思議に思ってるんだ。その万年筆の調整具合がどれくらい気に入らないのかなって。
自分が知る限り、中屋はナミキよりも字幅が細いんだ。そして、細くなればなるほどフィードバックも増える。基本的に高価格帯のプラチナとパイロットの違いと同じだと思う。
自分が試した中で一番良いニブだなって思ったのは、自分自身の書き癖に合わせて調整してもらったものだったよ。これはものすごく良かった。これらは全部、その人の好みと要素の組み合わせによって違うからね。

１０：海外の万年筆ユーザーさん

すっごい綺麗だ！

１１：海外の万年筆ユーザーさん

美しすぎる。これはワクワクするよなあ。おめでとう！

１２：海外の万年筆ユーザーさん

いやあ、これはすごいわ。おめでとう。でもこれめちゃくちゃ指紋つきそう。これからどういう風に使っていく予定？

１３：投稿者さん

まだ決めてないんだ。
照明はそれほどいいもんじゃないんだけどね。それと指紋は大丈夫だと思うよ。
もっと良い照明を買わないとダメかもなあ。

１４：海外の万年筆ユーザーさん

マイクロファイバーの布で十分じゃないかな。自分はそれで万年筆を拭いてるよ。

１５：海外の万年筆ユーザーさん

おお！　何でだろう、この万年筆の輝きは派手というよりは自然な感じに見えるよ。すごく素敵だ。

１６：海外の万年筆ユーザーさん

何の紙に書いたの？

１７：投稿者さん

Rhodia dotPadだよ

１８：海外の万年筆ユーザーさん

ものすごく綺麗だ！　めちゃくちゃ羨ましい😍

１９：海外の万年筆ユーザーさん

見事な万年筆だ、おめでとう！

綺麗な万年筆ですね。ここまでくると、単なる筆記用具というよりも工芸品に近いでしょう。
ナミキや中屋万年筆は、誰もが一本は持っておきたいと考えるブランドだと思います。
ちなみにこの万年筆のお値段は20万円です。

引用元：reddit