外国人「万年筆って色々種類があるけど初心者ならどれを買えばいいの？」（海外の反応）

１：投稿者さん

初めて万年筆を買うんだけど、種類があまりにも多すぎて何を選べばいいのか困ってて、みんなに助けてもらいたいんだ。自分が求めている条件をリストにして↓に書き出したから、これに合いそうなオススメの万年筆があったら教えてほしい。

・金属軸で、色はグレーかシルバー系。
・カートリッジじゃなくてインクボトルを使いたい。
・字幅は細字か極細。交換式で色々な字幅を試せるものがいい。
・どちらかというと柔らかいニブがいい。書き味がスクラッチィだとか、筆記中に紙に引っかかるようなものは避けたい。

こんな感じの万年筆があったら教えてほしいんだ。よろしく頼むよ！

※スクラッチィ（Scratchy）は紙を削るくらい、もしくは針で引っかいているかのような感覚のことを指します。
人によって程度が変わる言葉です。スクラッチィと言われている万年筆でも、使ってみるとそうでもないということも十分あり得ます。

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２：海外の万年筆ユーザーさん

Lamy AL-starかな。柔らかいニブ以外の条件は満たしてるよ。初心者向けのエントリーモデルで柔らかいニブがついたものとなると選択肢はかなり狭まると思う。
あとAL-starはアメリカとかの国だとコンバーターが同梱してないんだよね。まあコンバーターの値段はそんな高くないけど。ただしLamyの万年筆は独自規格を採用しているから、コンバーターもLamyから発売されてるものを買ってね。

３：投稿者さん

AL-starはスクラッチィだってレビューを読んだことがあるんだけど……違うのかな？

４：海外の万年筆ユーザーさん

他の万年筆よりもドライ系ではあるけども。なんか君は書き味に関して大袈裟に考えてる気がする。

※ドライペンはインクフローが少ないものを指します。フローが絞られているため筆跡も細めになります。またインクが潤滑剤としてそれほど働かなくなるので、書き味が若干スクラッチィ気味になったりもします。
詳細はこちらの「Dry（ドライ）」「Wet（ウェット）」についてをご覧ください。

５：投稿者さん

鉛筆で書くのすら耐えられないんだ。筆記中に引っかかって紙がクシャクシャってなるから。それに自分は関節リウマチを患っていてね。両腕ともボロボロさ。

６：海外の万年筆ユーザーさん

力を抜いて軽いタッチで書けばいいんだよ。万年筆の理想的な書き方っていうのは、その万年筆の重さよりもちょっと多めの筆圧で書くことなんだ。そして細めのニブは他の字幅よりも軽いタッチで書かないといけないんだ。

７：投稿者さん

なるほどね、覚えておくよ。

８：海外の万年筆ユーザーさん

それならパイロットコクーンだね。
柔らかいニブではないけど、それ以外の条件を全て満たしているから。

９：投稿者さん

パイロットコクーンとLamy Al-Starの違いって何かな？

１０：海外の万年筆ユーザーさん

かなり異なった万年筆だよ。グリップ部分は初心者でもすぐに気づくくらい大きく違ってる。コクーンは丸くて細いグリップだけど、Al-Starは三角形のグリップだから。
それとパイロットを含む日本製万年筆のニブは、西洋ブランドのニブと比べると、書いたときの線が細めの傾向にあるんだ。
ニブの交換についてはどちらも簡単にできるよ。まあAl-Starのほうがペン芯を引き抜かなくていい分ちょっと簡単かな。あとLamyのニブはパイロットのニブよりもずっと入手しやすいね。
個人的にはパイロットのニブのほうが万年筆らしい形状をしてると思う。あくまで個人的にはって話だけど。

１１：海外の万年筆ユーザーさん

コクーンは真鍮に塗装、Al-Starはプラスチックとアルミニウムで出来てる。

１２：投稿者さん

間違いなくプラスチックよりも金属軸のほうが好みだなあ。そこそこ重みのあるペンが好きだから。

１３：海外の万年筆ユーザーさん

もし万年筆の扱い方やメンテナンスの方法について多少なりとも勉強済みなら、Lamy Al-StarかWing Sung 601にするといいかも。この2つは20ユーロで買えるし、良く出来てる万年筆だから、誰にでもオススメだよ。
逆に万年筆について何も知らないのなら、めちゃくちゃ安いJinhao X450か750にするといいよ。壊れることを前提として使う万年筆としてね。
インクはどんなノートに書くかによるね。

１４：投稿者さん

まだあんまり知らないけど、飲み込みはかなり早いタイプだよ。
Wing Sung 601の強みってどんなところ？
ノートはごく普通のやつ。特に高級ってわけじゃないよ……。
自分は毎日使える万年筆を探してて、インクフローも良いものが欲しいんだ。たぶんウェット系ってやつになるのかな？

※ウェットペンはインクフローが多い万年筆のことです。インクがたくさん出やすいので筆跡も太くなります。そのため滲みや裏抜けを起こす可能性もあります。詳細はこちらの「Dry（ドライ）」「Wet（ウェット）」についてをご覧ください。

１５：海外の万年筆ユーザーさん

601は吸入式の万年筆でインクがいっぱい入るんだ。だからカートリッジは不要だよ。比較的滑らかなウェットペンだね。

１６：投稿者さん

これ調べておくよ。カートリッジは使いたくないから。

１７：投稿者さん

ここまでみんなアドバイスありがとう。Goulet Penでパイロットコクーン、コンバーター、インクサンプルをいくつか注文したよ。まだ家に届いてすらいないのに万年筆にドハマリしちゃってる！

※Goulet Pen、JetPensは海外の万年筆販売サイトです。

※お店によっては、インクを2～3mlに小分けにしてサンプルとして販売しています。
海外ではメジャーな販売方法ですが、日本でやっているところはないと思います。

１８：海外の万年筆ユーザーさん

1本目はパイロットコクーンがいいよ。ってもう買ったみたいだね。じゃあ2本目としてTWSBI Ecoを買おう。良い万年筆だよ。嘘じゃないからね。トラストミー。

１９：投稿者さん

そんな短期間でお金をバンバン使うなんて無理だよ。4年前に買った30ドルのペンを未だに使ってるくらいだし。でも今度の誕生日にTWSBI Ecoを買うかも😊

２０：海外の万年筆ユーザーさん

購入おめでとう。今度はLamy Safariを買おうよ。簡単にニブを交換できるからね。

パイロットコクーンとLamy Safariは初心者向け万年筆の定番ですね。軽めの万年筆が良い場合は、同じパイロットのプレラやカクノもオススメできますね。
Wing SungやJinhaoは中国系の万年筆になります。カラーバリエーションも豊富で、意外と良く出来ていることもあって、海外では初心者向け万年筆として評判になっています。またメインでは使い難いタイプのインクを入れて遊ぶための万年筆としても使われています。日本だとアマゾンとかで買えると思います。
万年筆はボールペンや鉛筆と違って筆圧をほとんどかけなくてもしっかりと書ける筆記用具です。なので何かしらの病気で字を書くのが難しい方でも万年筆を使うと何とかなることもあるんですよね。投稿者さんは関節リウマチを患っているとのことでしたが、過去に翻訳した↓のスレには書字障害の方がいました。
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過去に投稿した初心者向けや比較的安価な万年筆に関する翻訳記事はこちら。

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引用元：reddit

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