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【お知らせ】
2020年8月2日をもって更新を終了しました。
理由は1日当たりの収益が駄菓子1個分程度になってしまったからです。
元々趣味の延長で始めたものなので儲けは気にしていませんでしたが、さすがにモチベーションに関わるほどの低単価になってしまいました。
約2年半、お付き合いいただきありがとうございました。
※ブログはこのまま残しておきます。

【万年筆用語】「Dry(ドライ)」「Wet(ウェット)」について

この記事は海外で使われている万年筆用語をまとめたものです。


上の画像はイメージ、サムネイル用です。

海外のフォーラムや掲示板ではしばしば「dry pen」や「wet ink」などの単語を目にすると思います。
実はこの「dry ○○」「wet ○○」といった単語は非常に曖昧なものです。ユーザー間で基本的な意味合いは共有していても、具体的な定義となると個人個人で若干異なっているからです。
この記事ではその曖昧さも含めて説明していきます。
ちょっと長いので読むのが面倒な方は最後のまとめをご覧ください。

※これらの単語はあまり深く考えないほうがいいものです。海外でも「掘り下げすぎると物理や化学の知識が必要になるからほどほどにしておいたほうがいい」という空気が漂っています。
あくまで「そんな感じの意味なんだ」くらいのフワッとしたところで止めておかないときりがなくなります。そしてその程度の認識で問題ない言葉です。
というわけで、万年筆の構造的な問題や成分の化学的な問題に関する説明は掲載していません。(管理人にその手の知識はありません。)



目次


「ドライ」「ウェット」の基準。

「これを中心としてドライかウェットかを決める」というような基準はありません。つまりユーザーの一人一人が「ペン、インク、紙などの組み合わせを比較して表現する言葉」といっていいものです。
とはいえ、明らかにドライ、ウェットだと言い切れるペンやインクも少なからず存在しています。これは議論が進んだことと、ペンやインクのレビューが多くなってきたことで分類がしやすくなったためです。
さらに国内外を問わず、成分を分析する方や雑誌が出てきたことによって、より深く詳しく判別できるようになりました。

それでも一概に言えないことも多く、人によって感じ方も考え方も環境も違っています。デジタル(成分表やデータの数値)とそれを実際に使うユーザーの感覚(アナログ)が合致するとは言えません。
誰かがウェットと言ったインクに対して「自分の場合はドライだよ」と言ったり、誰かがドライと言ったインクに対して「ウェットとは言えないけどドライってほどでもないよ」と言う人も多いです。これは決して間違えているわけでもありませんし、イチャモンをつけているわけではない(と思います)ので熱くなり過ぎないようにお願いします。
またブランドでドライかウェットかを分けることも難しいです。もちろん例外はありますが、ドライペンを多く作っているブランドだからといってウェットペンを作っていないわけはありません。


ドライインクとウェットインク。

一般的にはドライインクは乾きが早い、インクフローが渋い、粘度(表面張力など)が高い、滲みと裏抜けが起こりやすい、シェーディングが発生しにくいものを指します。
ウェットインクは乾きが遅い、滲みやすい、インクフローが滑らか、粘度が低い、滲みと裏抜けが起こりやすい、シェーディングが発生しやすいものを指します。
他にも顔料インク、粘度が著しく高いもの、つけペンでの使用が前提になっているようなものはドライ、それ以外の染料インクはウェットの傾向があるとも言われています。
リンク:シェーディングについて

とはいえ、そもそもインクの大部分は水で出来ています。はっきり言って全部ウェットです。それを手持ちのペンとインクと紙の組み合わせから、総合的にドライ寄りなのかウェット寄りなのかを判別しているに過ぎません。
なので一つの項目だけに注視して「これはドライ」「あれはウェット」と言うことはできません。実際に、粘度が高めと言われている色彩雫はそのほとんどがウェットインクとして扱われています。noodler's ink heart of darknessも粘度が高く乾燥時間も短いインクですがウェット扱いされています。(ただしこのインクは非常に意見が分かれるものです。たびたび議論されています。)
※インクの経年劣化、製造の際の成分変更でも評価が変わります。


代表的なインク

ドライインク
  • pelikan 4001 black
  • lamy black
  • ESSRI(ecclesiastical stationery supplies registrars)
  • diamine registrar's ink


ウェットインク
  • 色彩雫シリーズ
  • aurora black
  • private reserve全般(ごく一部のみ少しウェット)


これらは一例です。冒頭で述べたとおり明確にドライかウェットかを言い切れるインクはそれほど多くありません。
他のインクは人によって評価が変わります。「若干ドライ」「ちょっとウェット」など程度の表現も様々です。
日本で使用者、愛用者が多いと思われるパイロットブラックやwaterman blackなども両方の意見が出ているので定まっていません。

例えば、誰かが「色彩雫よりもドライなインクでオススメってある?」と聞いてきた場合、pelikan 4001を薦めるのはもちろんですが、waterman blackも色彩雫から見ればドライかもしれないので一応名前を挙げられると思います。


ドライ、ウェットの判別方法

これは実際に書いてみないと分からないというのが実情です。
考慮すべき点も「乾燥時間」「インクフロー」「書き味」くらいなので感覚頼りになっています。それらも組み合わせるペンと紙で変わってきますし、書き味に関する表現もインクフローが潤沢だから「スムーズ」と言っているのか、粘度が高いから「滑らか」と言っているのか、人それぞれの感じ方に依存しています。
もう一つ重要な点として、いくら比べても違いがよく分からないことも結構あります。
以下は判別の考え方と説明になります。手持ちのインクを確認する際の参考になれば幸いですが、大したことは書いてないのでいらない方は飛ばしてください。

まずは乾燥時間です。こちらはペンに入れても入れなくても判断できます。
例えばAとBのインクを同じ紙に落としたとします。
このときAがBよりも早く乾いた場合、Aはドライインクと言えます。
一方のBはAより乾くのが遅いのでウェットインクということになります。
仮にBよりも乾きが遅いCのインクを追加したとしても、あくまで相対的な評価ですから、BがAよりもウェット傾向であることに変わりはありません。
※紙質によってはドライと思われるインクでもウェットのようになかなか乾かず滲んだりすることがあります。


次はインクフローと書き味を含めて考えてみます。こちらはペンに入れて書いてみないと分からないことです。
例えば先ほどのインクABCをそれぞれ同じタイプのペンに入れて文字を書いたとします。
このときCを入れたペンがインクをたっぷりと出してくる場合、Cはウェット傾向であると言えます。
一方のBを入れたペンが、Cほどではないにしても、インクフローに問題がなく正常に書くことが出来た場合、BのはCに比べるとドライ傾向にある言えます。
最後のAを入れたペンがところどころ掠れてしまったり、紙を引っかくような感じを伝えてきた場合、BとCに比べてドライ傾向にあると言えます。
つまりここではAがドライ、Bは中間、Cはウェットと分類することができます。

このように仮定して説明してきましたが、使用するペン、インク、紙によって伝わってくる感覚が変化したりしなかったりするということを念頭に置いてください。
とあるペンではウェット寄りの感覚があるのに、別のペンに入れて使うと掠れが酷くて書けなくなるようなインクも珍しくありません。
ドライインクでも粘度が低めに感じるものもあれば、ウェットでも粘度が高めに感じるものもあります。
こっちの紙に書いたら乾くのに30秒はかかるのに、こっちの紙に書くと早く乾くということもあります。
インクの性質を正確に把握するためには多くの組み合わせを試さなければなりません。繰り返しになりますが、人それぞれ違うものであり、数値通り、評判通りの結果が得られるかどうかは別問題です。


ドライペンとウェットペン。

「dry pen」「wet pen」という言い方の他にも「dry writer」「wet writer」などの表現もあります。
ここではライターではなくペンで統一しています。

一般的にドライペンはインクフローが少ないものを指します。フローが絞られているため筆跡も細めになります。
ウェットペンはその逆でインクフローが多くなります。インクがたくさん出やすいので筆跡も太くなります。そのため滲みや裏抜けを起こす可能性もあります。

注意点はニブの素材、サイズ、種類、ペン芯の素材、形状によってドライかウェットかを決めることはできないということです。
とあるペンの中字が別なペンの細字よりもドライと言えることもよくあります。
元々ドライであっても使用しているうちに馴染んでウェット寄りになったり、ペン先調整やペン芯交換を行って傾向が変化することもあります。つまり「こっちのペンの中字は、あっちのペンの細字よりもドライだったけど、使っていたらだんだん馴染んできて、今じゃこっちのほうが少しだけウェットって感じがしないでもないよ」というややこしいことが起きたりします。
またペンに使用されている素材が同じであっても別々の性質を持つものもあります。
ですが、同一のペンであればニブが太くなつにつれてウェット傾向になりやすいと言えます。(パイロットエラボーの細字よりエラボーの中字のほうがウェット。)ただしこれも個体差があります。

有名なドライペンとして挙げられるのはLamy Safari、ウェットペンはpelikan m1000や上記のエラボーなどがあります。
twsbi ecoは人によってドライ寄りの評価になったりウェット寄りの評価になったりします。
冒頭で「ブランドでドライかウェットかを決めることはできない」と言いましたが、その例外として挙げられるのがpelikanでしょう。pelikanはインクの項目で触れたドライの4001に合わせたペンを作っています。なので4001の性質を活かせるウェット傾向のペンが多いです。

ドライ、ウェットの判別方法

具体的な判別方法はインクと同じです。実際に使ってみて、その感覚で判断するしかありません。
以下は判別の考え方と説明になります。手持ちの万年筆を確認する際の参考になれば幸いですが、大したことは書いてないのでいらない方は飛ばしてください。

例えば中字の万年筆AとBに同じインクを入れて書くとします。
Aはインクの上を滑っているかのような書き心地で、引っかかりを感じることなくスムーズに筆を運べます。
Bは文字が掠れることなくスムーズに書けますが、紙を軽く引っかいているような書き心地です。
両方とも文字は滲んでいません。何となくAのほうがBよりも線が太く見えるような気がします。
このような場合、Aはウェットペンで、Bはドライ寄りのペンということになります。
※一部のインクには、どのペンに入れても比較的安定した性能を発揮するインクがあります。その手のインクを基準として用いてテストした場合、ペンの性質を正確に把握するのは難しくなります。
ペンのテスト用インクには「ドライインク」か、そこに「中間的なインク」を加えた二種類を基準に比較すると良い結果が得られるかもしれません。
またインクのテストをするためのペンはドライ傾向のものを基準にすると分かりやすいかもしれません。
それぞれ自分にとって判別しやすいインクを用意してみてください。


次はインクとの組み合わせについてです。
これは意外と簡単で感覚としては足し算に近いでしょう。基本的には以下のように考えても問題ないと言われています。
好きなインクに合うペンを選ぶとき、もしくは好きなペンに合うインクを選ぶときの参考になるかもしれません。
※軟調ニブ、フレックスニブ、スタブニブなどはウェットインクを使用すると良いでしょう。ドライインクの場合、書いている最中に起きるニブの変化や独特の太さにインクの流れがついていけなくなるからです。

特定のペンと特定のインクの相性は載せていません。(例:センチュリー3776+プラチナカーボンブラック)

これらの法則が当てはまらない場合もあります。紙によっても挙動が変わります。そしてそれぞれの組み合わせを試しても違いがよく分からないこともあります。



ウェットペン+ウェットインク

ペンとインクが持つインクフローの良さが合わさってどんどん流れ出てくるようになります。
想像以上に線が太くなったり、滲みや裏抜けを起こす可能性が一段と高くなります。乾燥時間もより長くなってしまいます。
文字が太くなり乾きが遅いことから学校や仕事での使用に向いているとは言えませんが、ゆっくり書けるときやシェーディングなどの遊びには適している組み合わせです。


ウェットペン+ドライインク

ウェットペンの性質でドライインクのフローの悪さをカバーできます。
ウェットインクとの組み合わせとは違い、どんどん流れ出てくるようなことはありません。なので線が想像以上に太くなったり、滲み裏抜けがしやすくなったりといったことは少ないでしょう。
他のペンだと相性が悪くて使いにくいドライインクであっても、この組み合わせであれば使いやすくなるかもしれません。 逆にドバドバと出してしまうペンにドライインクを組み合わせ改善することもできます。
乾燥時間も短めなので日常的な使用にも向いているでしょう。


ドライペン+ウェットインク

ドライペンのフローの渋さをウェットインクで向上させることができます。
ペンが持つ線の細さよりは若干太くなるかもしれません。渋いフローという点が活かされるので、滲みや裏抜けをするほどのインクが流れ出てくることは少ないと思われます。インク溜まりができにくくなり、乾燥時間も相対的に短くなります。こちらも日常的な使用に向いていると思います。

他のペンでは出すぎてしまうインクでもドライペンと組み合わせることで使いやすくなるかもしれません。逆にフローが悪くて使いにくいペンであってもウェットインクとの組み合わせで改善されるかもしれません。
そのためドライペン、ウェットペンに限らず、ハードスタートを起こしているペンの応急処置としても有効な組み合わせです。(根本的な解決にはなりません。念のためニブがおかしくなっていないか確認してください。)
ハードスタートは二つの使われ方をしている言葉です。一つは、何らかの原因でニブが変形してフローが悪くなり、書きだしからインクが出てこないことを指します。もう一つは、書きだしや線の一部が掠れやすいペンのことを指して使われます。
※ハードスタートは洗浄やメンテナンスで和らぐことがあります。ただしニブに異常がある場合は専門家に調整を行ってもらってください。自分で調整する方法もありますが、ニブを痛める可能性が高いので掲載しません。


ドライペン+ドライインク

ウェットペン+ウェットインクとは真逆と言っていい組み合わせです。
最悪の場合、インクが全くと言っていいほど出てきません。ペンとインクの相性が上手い具合に噛み合えば、非常に細く美しい線を書くことができます。乾燥時間もかなり短くなり、滲み裏抜けもほとんど起きないでしょう。
この組み合わせは細かい文字を書くことに適しています。手帳やノートにたくさんの文字を書き込む場合にはもってこいですが、細かく書くなら別にこの組み合わせを意識して探求する必要はないと思われます。
ちなみに海外ではウェットペン+ウェットインクのほうが好まれていて、こちらの組み合わせを愛用している方は少数派です。
※知らず知らずのうちにこの組み合わせにしてしまったことで、ハードスタートを起こしていると勘違いをする方もいます。初めての万年筆がこんなことになってしまう方もたまに見かけます。その際は「ドライペン+ウェットインク」の項目で触れたやり方を試してみてください。


まとめ。

ここからは「ドライ」「ウェット」の簡単なまとめになります。


ドライインク
  • インクの乾きが早い。
  • インクフローが渋い。
  • 粘度(表面張力など)が高い。
  • 滲みと裏抜けが起こりやすい。
  • シェーディングは発生しにくい。



ドライインクで有名なもの。
  • pelikan 4001 black
  • lamy black
  • ESSRI(ecclesiastical stationery supplies registrars)
  • diamine registrar's ink

この他に顔料インク、粘度が著しく高いもの、つけペンでの使用が前提のものはドライインクとして分類されるとも言われています。
また評価の割れるインクもあったり、ドライインクと思われるものでもウェットインク扱いされたりするものもあります。
これらの評価は全てユーザーの感じ方と使用環境(ペン、インク、紙の組み合わせ)で変わるものです。


ウェットインク
  • インクの乾きが遅い。
  • インクフローが滑らか。
  • 粘度が低い。
  • 滲みと裏抜けが起こりやすい。
  • シェーディングが発生しやすい。



ウェットインクで有名なもの。
  • 色彩雫シリーズ
  • aurora black
  • private reserve全般(ごく一部のみ少しウェット)

染料インクはウェットの傾向があるとも言われています。
また評価の割れるインクもあったり、ウェットインクと思われるものでもドライインク扱いされたりするものもあります。
これらの評価は全てユーザーの感じ方と使用環境(ペン、インク、紙の組み合わせ)で変わるものです。


ドライペン
  • インクフローが少ないもの。
  • 筆跡は細めになる。
  • 有名はドライペンはLamy Safari。

ニブの素材、サイズ、種類、ペン芯の素材、種類によってドライかウェットかを決めることはできません。
とあるペンの中字が別なペンの細字よりもドライと言えることもよくあります。
使用しているうちに、もしくはペン先調整やペン芯交換を行うことで傾向が変化することがあります。
またペンに使用されている素材が同じであっても別々の性質を持つものもあります。
同一のペンであればニブが細くなるにつれてドライ傾向になると言えます。ただし個体差もあります



ドライペン+ウェットインクの組み合わせ。
  • ドライペンのフローの渋さをウェットインクで向上させることができる。
  • 逆に流れが良すぎるインクをドライペンの渋さでコントロールできる。
  • 日常的な使用に向いている組み合わせ。

ドライペン+ドライインクの組み合わせ。
  • 最悪の場合、インクが全くと言っていいほど出てこなくなる。
  • インクとペンの相性が良ければ細く美しい線が書ける。
  • この組み合わせを好んでやるユーザーは少ない。

これらの法則が当てはまらない場合もあります。
紙によっても挙動が変わります。
そしてそれぞれの組み合わせを試しても違いがよく分からないこともあります。


ウェットペン
  • インクフローが多くなる。
  • 筆跡は太めになる。
  • 有名なウェットペンはpelikan m1000、パイロットエラボー。

ニブの素材、サイズ、種類、ペン芯の素材、種類によってドライかウェットかを決めることはできません。
とあるペンの細字が別なペンの中字よりもウェットと言えることもよくあります。
使用しているうちに、もしくはペン先調整やペン芯交換を行うことで傾向が変化することがあります。
またペンに使用されている素材が同じであっても別々の性質を持つものもあります。
同一のペンであればニブが太くなるにつれてウェット傾向になると言えます。ただし個体差もあります



ウェットペン+ウェットインクの組み合わせ。
  • 両方ともフローが良いため、どんどん流れ出てくるようになる。
  • インクがたくさん出ることで線が太くなりやすく、乾燥時間が長くなり、滲みや裏抜けを起こす可能性がある。
  • 日常的な使用には向いていない。遊びやゆっくり書くことに適している。

ウェットペン+ドライインクの組み合わせ。
  • ウェットペンの性質がドライインクのフローの悪さをカバーする。
  • 他のペンに合わないようなドライインクはウェットペンに入れると使いやすくなる可能性がある。
  • ドライペン+ウェットインクに近い組み合わせだから日常的な使用にも向いている。

これらの法則が当てはまらない場合もあります。
紙によっても挙動が変わります。
そしてそれぞれの組み合わせを試しても違いがよく分からないこともあります。




この記事は加筆修正する場合があります。

1 件のコメント:

  1. 先日確認してみたところドライインクに関する説明がおかしなことになっていました。
    他の記事でもウェットインクとドライインクの簡単な説明文が添えられていることがありますが、そちらでも同様のミスを発見しました。

    おかしな箇所というのは「ドライインクは滲み、裏抜けが起きやすい」となっている部分で、正しくは「ドライインクは滲み、裏抜けを起こしにくい」です。(もちろん使用環境で程度は変わります。)
    また、ウェットインクの説明についても「滲み」という言葉が二重になっていたりとおかしなことになっていました。

    このようなミスが起きてしまった原因は、ウェットインクの説明を書いた後、ドライインクの説明に流用するためHTMLタグと文章をまとめてコピペしたためです。ここでしっかり修正すればよかったのですが、どうやら当時の管理人はそれをすっかり忘れてしまっていたようです。
    ウェットインクの二重表現のようなものについても、色々書き直したりしている間に消し忘れてしまったようです。

    本来であれば修正して更新すれば済む話なのですが、それをすると(日時を調整したとしても)なぜか最新の投稿としてRSSに載ってしまうため、こちらのコメント欄での告知という形をとることにしました。管理人の知識不足により、原因や具体的な対処法は今も不明のままです。今後も修正する点があった場合は、このようにコメント欄での投稿を利用するかもしれません。
    ドライインクとウェットインクの特徴の誤記により、その後の組み合わせの説明などで混乱を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます。

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