外国人「日本の万年筆が大好きすぎてこうなった」コレクションのお披露目と日本の三大企業のニブの違いを語る外国人たち（海外の反応）

１：投稿者さん

Konnichiwa!
お気に入りの日本製万年筆を紹介するよ！
上から順に・パイロットカスタム823 F（細字）・パイロットカスタムヘリテイジ912 BB（極太）・パイロットエラボー SM（ソフト/軟調中字）・パイロットキャップレス M（中字）・プラチナ3776 M

俺は柔らかくて滑らかな書き味のパイロットのニブが大好きなんだ。

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２：海外の万年筆ユーザーさん

自分もパイロット大好きだよ！　素晴らしいラインナップだね！

３：海外の万年筆ユーザーさん

君は日本の万年筆が好きなの？

４：投稿者さん

そうだよ！
中でも気に入ってるのがパイロットなんだ。プラチナのニブは俺にとってはちょっと硬めなんだよね。それとセーラーの万年筆は一度も買ったことないんだ。いつかは手に入れるかもしれないけど、今は「セーラーのニブはパイロットほどの柔らかさはないし、滑らかさもない」って話を聞いてるから購入を控えているんだ。

５：海外の万年筆ユーザーさん

セーラーのニブは最高だよ。自分はパイロットよりも好き。

６：海外の万年筆ユーザーさん

間違いなくパイロットのほうが柔らかいね。といっても、自分はパイロットの万年筆を2本しか持ってなくて、うち1本はコクーン、もう1本は912 FA（フォルカン）なんだ。まあコクーンは論点にはならないけど、912 FAは柔らかいニブと言えると思う。
でもセーラーも柔らかいニブだから試してみるといいよ。パイロットよりもフィードバックがあるけど、不快なものじゃないから。ただし書き癖によってフィードバックの度合いが変わるよ。個人的に、筆記体とは違って一筆一筆のストロークが短くなる活字とか、アジア圏の文字を書いたりするのに適しているんじゃないかなって思う。

※フィードバックは書き味や書き心地を表すときに使われる言葉で、「書いてる感覚が手に伝わってくる」という意味です。
詳しくはこちら。

７：投稿者さん

ありがとう！=)
俺は活字体で書くタイプなんだよね。

８：海外の万年筆ユーザーさん

だったら気に入るかもよ。

９：海外の万年筆ユーザーさん

セーラーもプラチナも持ってるけど、この前パイロットカスタム823の細字を買ったんだ。このニブは間違いなくセーラーよりも滑らかだと思う。
プラチナのほうは自分にとってはかなりザラつきのある書き味だから、もう6か月近くインクを入れてないんだ。
それと、セーラーのフィードバックは鉛筆で書いてる感じに似てるって言われてるよ。といっても、鉛筆だってブランドと芯によって書き味が変わるから、あんまり良い例えではないんだけどね。自分の場合、具体的に言うとセーラーのフィードバックはトンボMONO鉛筆のHかH2に近い感じ。

１０：海外の万年筆ユーザーさん

3776のニブが硬いと感じるなら、セーラーのニブはもっと硬く感じると思うよ。最も硬いニブではないけど、間違いなくそのカテゴリに入るレベルだから。

１１：海外の万年筆ユーザーさん

滑らかか、フィードバックがあるか、でニブの書き味を説明するのは無理があると思う。セーラーがその良い例だよ。
だから、自分は書き味の説明に「ドラッグ（筆記時の抵抗感、例えばクレヨンで書いてるような抵抗感）」という言葉を追加したいんだ。「滑らかさ」と「フィードバック」はお互いに対立する関係で「ドラッグ」とは被らない。そして「ドラッグ」は紙の質によって左右されない。いわばスポーツカーのサスペンションvsファミリーカーのサスペンションって感じ。
この言葉を使えば簡単にニブの説明ができると思う。例えばこんな風に。

・パイロット、Pelikan、Faber-Castell、PenBBS：滑らか（フィードバックは全くない、もしくはちょっとある程度）、ドラッグもなし。

・プラチナ、Moonman：フィードバックがある。少しドラッグがある。

・Jinhao：滑らか、少しドラッグがある。

・セーラー、Aurora：フィードバックがある。ドラッグはない。

自分を含む一部の人たちがセーラーとAuroraのニブを好んでいるのはこれが理由だよ。全然抵抗感がなくて、書いてる感覚が手に伝わってくるから運筆をコントロールしやすくて綺麗に書けるんだ。
自分の場合、字がすごく下手だから、パイロットとかPelikanだと、その汚さを誤魔化すために太めの字幅じゃないといけないんだ。でも、これがセーラーとAuroraなら、細字や極細でもすごく綺麗に書けるんだよね。
加えて、フィードバックがあることで「万年筆で書いてるんだ」っていう喜びみたいなものが得られるんだ。これは言わばハンドマッサージなんだ。ああ、セーラーとAuroraは本当に素晴らしい万年筆だよ。
もし一度もセーラーの試し書きをしたことがないなら、今度手に取ってみてほしい。たぶん「今まで何で買わなかったんだろう」と思うよ。それにそんなに高額な万年筆じゃないからね。プロギアスリム、プロフィットスタンダードはeBayに出店してる日本のお店から買えば80ユーロで済むから。

１２：海外の万年筆ユーザーさん

詳しく教えてくれてありがとう。セーラーの万年筆を試してくるとしたらどの金ニブがオススメ？

１３：海外の万年筆ユーザーさん

セーラーはどれも良いよ。
自分は14金のプロギアスリム細字と21金のプロギア中字を持ってるんだ（どっちもドラッグはなし）。特に強めのフィードバックがある14金ニブが好きなんだよね（このフィードバックが14金だからなのか、細字だからなのかは判断できないけど）。ただひとつ問題があって、それはプロギアスリムが自分の手には小さいってところ。キャップはポストする（尻軸に挿す）から長さは大丈夫なんだけど、首軸の部分がかなり細いんだ。だから14金ニブをPenBBSかTWSBIの軸に付け替えようかと考えたこともあったんだよ。

セーラーのニブは日本語向けに作られているから、細字でもウエスタンニブの極細並みだし、中字はウエスタンニブの細字くらいの字幅なんだ。中細はこれの間くらい。
前に聞いたことがあるんだけど、セーラーの極細は縫い針の先みたいなニブだからかなりフィードバックがあるみたい。だからたぶんセーラーの極細は君には合わないだろうね。

※ウエスタンニブは西洋万年筆（Parker、Kaweco、Pelikanなど）の字幅のこと指します。
基本的に日本の万年筆の字幅よりも太めに作られています。（日本の万年筆はジャパニーズニブと言われています。）
なので同じF（細字）であってもウエスタンニブのほうが線は太くなります。
このような差が出ている理由は、ローマ字よりも日本語のほうが文字が密集しているからだと言われています。

１４：海外の万年筆ユーザーさん

色々とありがとう！　数週間以内にプロギアの細字を試してくるよ！

同じように見えて、それぞれのブランド、モデルによって特色が違います。ニブもそうですし、握ったときの感覚にも差があります。
自分に合う万年筆を探したり、新しいものを開拓するのはなかなか大変ですが、それを見つけたときの喜びというのは何ものにも代え難いと思います。
でもお金の使い過ぎには気をつけましょう！

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引用元：reddit

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