外国人「プラチナの超極細万年筆からインクが出てこないんだけど……」インクが詰まって出てこないときはこれを試すと直るかも！？（海外の反応）

１：投稿者さん

数週間前からプラチナ3776 UEF（超極細）を使っているんだけど、最近どういうわけか急にハードスタートを起こし始めたんだ。
でも万年筆にハマったばかりでそこらへんの知識がないんだ。だからどうすれば改善するのかアドバイスしてもらえたらありがたいなって。
ハードスタートの原因と関係があるかは分からないけど、今使ってるインクはセーラー極黒で、ちょっと前まではDiamineのインクを入れてたんだ。

※ハードスタートとは、何らかの原因で書き始めのときにインクがニブから流れてこないこと、筆記中に掠れてしまうことです。
ただし、筆記中の掠れのみについて言う場合は「スキップ」という言葉が使われます。

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２：海外の万年筆ユーザーさん

セーラーのインクはドライ傾向だからね。インクにほんのちょっとだけ食器用洗剤を足すといいかも？

※ドライインクは乾きが早く、インクフローが渋い（ハードスタートが起きる可能性がある）ものを指します。
詳細はこちらの「Dry（ドライ）」「Wet（ウェット）」についてをご覧ください。

３：投稿者さん

ありがとう。やってみようかな。

４：海外の万年筆ユーザーさん

たくさん入れちゃだめだよ。インクをサンプル瓶とかに移してから、針先くらいの量の洗剤を入れるといいと思う。たくさん洗剤を入れたらインクがダメになっちゃうから。

５：投稿者さん

了解。

６：海外の万年筆ユーザーさん

自分もセーラーのグリーン系のインクで同じような目に遭ったことがあるよ。まだインクを入れたことのない万年筆だったのに、うまくインクが流れてこなくて書きにくかったんだ。そういうときは、その万年筆と相性の良いインクを入れてあげると改善するんだ。だから以前使っていたDiamineのインクに戻すか、別な種類のインクを使うといいよ。世の中には数千種類のインクが売られているから選択肢も豊富だしね:)
あと個人的に洗剤を混ぜるのはオススメしないよ。うまくいけばいいなーと思って洗剤を混ぜてインクボトル1個ダメにしたことがあるから。

７：投稿者さん

アドバイスありがとう！　なかなか改善しない場合はDiamineに戻してみるよ。

８：海外の万年筆ユーザーさん

まずは万年筆を洗浄してみてね。
コップに水と洗剤を入れて、万年筆のニブと首軸部分を5時間くらい浸しておいて。時間が経ったら水ですすいでね。
あとハードスタートの原因はいくつかあるんだ。例えば万年筆の中に油が入り込んでいたり、インクとの相性が悪かったりとか。それとインクに洗剤を足すって話は気にしなくていいよ。ただの小技だから。

９：海外の万年筆ユーザーさん

自分が試してきた中だと、Birmingham Kier Refinery Petroleumってインクが3776 UEFと一番相性良かったよ。

１０：海外の万年筆ユーザーさん

ニブの中に紙の繊維が入り込んでないか確認してみて。
紙質の悪い安価なノートとかに書いたときに、紙の繊維がニブに入り込んじゃってハードスタートを起こすことがあるんだよね。
こういうときは柔らかい歯ブラシが役立つんだ。

１１：投稿者さん

Clairefontaineのノート使ってるよ。

１２：海外の万年筆ユーザーさん

Clairefontaineなら大丈夫だね。とりあえず万年筆を洗浄してインクを変えてみるのがいいかも。セーラーの極黒は顔料ベースのインクで、ウェット系の万年筆と相性が良いタイプだからね。

※ウェットペンはインクフローが多い万年筆のことです。インクがたくさん出やすいので筆跡も太くなります。そのため滲みや裏抜けを起こす可能性もあります。詳細はこちらの「Dry（ドライ）」「Wet（ウェット）」についてをご覧ください。

１３：海外の万年筆ユーザーさん

UEFはかなり細いからなあ。かなりウェットなインクが必要だと思うよ。
ニブの調整でインクフローを良くすることもできるけど、それだとUEFである意味がなくなっちゃうかも。
というわけでDe Atramentisのインクを試してみたらどうかな？　ここのインクはウェット系なんだ。

※ウェットインクは乾きが遅く、インクフローが滑らかなものを指します。
詳細はこちらの「Dry（ドライ）」「Wet（ウェット）」についてをご覧ください。

１４：投稿者さん

ウェット系のインクのほうがいいらしいから色彩雫買おうかなって思ってたんだけど、De Atramentisのほうが安いみたいだからそっちを試してみようかな。

１５：海外の万年筆ユーザーさん

色彩雫はかなりウェットなインクだね。手持ちのドライ系の万年筆に入れても滑らかだし、試してみることをオススメするよ。

１６：海外の万年筆ユーザーさん

微小な油や汚れがニブの中に入ってインクを流れにくくしてる可能性もあるよ。濡らしたキッチンペーパーでニブを拭いてみたり、ニブを水に浸けたりしてみて。これで改善すると思うけど、場合によっては効果が現れるまで1週間くらいはかかることもあるんだ。だから、洗剤を加えたりインクを変える前に、これをじっくりやってみてほしい。
あとペン芯の中に気泡が入ってるパターンもありうるね。こうなったときは万年筆の横を叩いてあげると直るよ。そんなに厄介なものではないし、ごくまれにしか起きないことだけど。ちなみに、日本の万年筆は中に気泡が入らないようにコンバーターの口が広めに作られているんだ。
そういうわけで、辛抱強く何度も試してみることが解決に繋がると思うよ。

１７：海外の万年筆ユーザーさん

うちもプラチナ3776のUEFで同じ症状を抱えてたよ。使ってるインクのブランドは違うけどね。今はNoodler's Blue、Blackを入れていて、超快適に書けてるんだ。
他の人が言っているように、UEFは使うインクによってフローの良さが変わるんだよ。

１８：投稿者さん

今のところ6番のコメントが正解だったみたい。Diamineに戻してみたらハードスタートを起こさなくなったよ。みんなアドバイスありがとね。

極細や超極細はインクの通り道が細いためインクフローが渋くなる傾向にあります。初心者だと「不良品かも？　壊れちゃったかも？」と思うかもしれません。ちなみに管理人も買ったばかりのUEFでハードスタートやスキップを起こしたときは焦りました。
それと、インクに食器用洗剤をほんの少しだけ混ぜるのは非常に有効なんですが、その安全性には疑問符がつくので避けたほうがいいと思います（洗剤の成分によっては長期的に使用することで万年筆にダメージを与えてしまう可能性がある、そもそもインクをダメにしてしまう、など）。
海外の万年筆専門掲示板でもこの話題についてスレが立ちましたが、結論としては「用法、用量を守って正しく使うこと」という感じになっています。
なので、まずは異物が入っていないか、インクが中で固まってないか、何度か洗浄してみることをオススメします。

過去に投稿した万年筆の取り扱いに関する翻訳記事はこちら。
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引用元：reddit

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