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【お知らせ】
2020年8月2日をもって更新を終了しました。
理由は1日当たりの収益が駄菓子1個分程度になってしまったからです。
元々趣味の延長で始めたものなので儲けは気にしていませんでしたが、さすがにモチベーションに関わるほどの低単価になってしまいました。
約2年半、お付き合いいただきありがとうございました。
※ブログはこのまま残しておきます。

18世紀頃の欧米では紙が襤褸切れから作られていた!? 今では当たり前のように安く買える紙にもこんなに深い歴史が!(海外の反応)


上の画像はイメージ、サムネイル用です。

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18世紀の欧米の生活様式を紹介するYoutubeチャンネル「Townsends」にて、Historical Writing Seriesと銘打って、昔の筆記用具に関する動画が投稿されていました。
今回はシリーズ最後となる紙の製作、歴史についての動画になります。概要はこんな感じです。
・西洋で紙が製作されるようになったのは15世紀頃。
・現在のような紙の大量生産が始まって普及したのは19世紀頃。
・実は古着などをリサイクルして紙を作っていた。
・紙は高級品だったため少しも無駄にしないように切り詰めて使っていた。
・インクが滲んだり裏抜けしたりする紙もあり、使いやすくするために対処する必要があった。
・コットンが使われているノートは、18世紀の紙に書き味が近い。



※動画の翻訳はかなり長いので折り畳んでいます。



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1:海外の万年筆ユーザーさん

Brianさんは間違いなく500年以上生きてるヴァンパイアだ……。 +758




2:海外の万年筆ユーザーさん

1950年代の主演俳優みたいな風体で、すごくハンサムだよね。モノクロ映画にヴァンパイアとして出ていてもおかしくないよ。 +36




3:海外の万年筆ユーザーさん

雰囲気に合わせてしっかりフォーマルな服装してるとこが良いね。 +202




4:海外の万年筆ユーザーさん

マサチューセッツ州スプリングフィールドには今もコットンリントを素材とした紙を作ってる工場があるよ。植民地時代からずっと紙を作っていて、今も当時の機械を一部改修しながら稼働させているんだ。ここの製品の多くは今も法的文書の作成に使われていて、ウォーターマークも偽造防止のために定期的にデザインが変更されているんだ。
自分はその製紙工場にパルプを配送する仕事をしていたことがあってね。荷物の積み下ろしで普段利用していた工場の倉庫には、ラバで荷車を引いている写真や、その荷車から荷物を降ろしている大昔の写真が飾ってあったんだよ。
すごい工場だったと今でも思うよ。機器を稼働させるための水路も全てそのまま残っていたしね。
あとちょっと想像してみてほしい。元々ラバと荷車を止めるためのに作られたスペースに、トラクターとトレーラーを止めないといけないところを。速度を時速8マイル(約13km)に落とさないといけないんだ。おかげで運転技術が磨かれたよ。他の仕事じゃこうはならなかったと思う。 +124




5:海外の万年筆ユーザーさん

Historical Writing Series最高! +313




6:海外の万年筆ユーザーさん

当時はどうやって手紙や文書を濡れないように、ぐしゃぐしゃにならないように運んでいたんだろう。船で運ぶ場合はケースか何かに入れていたんだよね? +275




7:Brianさん

実はですね、当時使われていた没食子インクとリネン紙(それとコットン紙)は湿気に対してとても強かったんです。100%水に負けないわけではありませんでしたが、限りなくそれに近い耐水性を持っていました。
私の故郷テネシー州ナッシュビルの創設者のひとりであるJohn Donelsonには紙にまつわるエピソードがあります。1785年、カンバーランド川に文書を落としてしまい、発見するまでに1週間以上かかってしまったんです。文書はシンプルな革製のサドルバッグに入れただけでしたが、発見されて回収されたとき、なんとしっかりと読める状態だったんです。蜜蝋やタールなどで防水加工を施していたとはいえ、それでも問題なく読めたことで、インクと紙の耐水性が非常に高いことが証明されたんです。
船で運ぶ場合は「Oilcloth(油で防水加工した布)」に包んでいたか、もしくは防水加工を施した革製のバッグに入れていたと思われます。
素晴らしい質問ありがとうございました! +51




8:海外の万年筆ユーザーさん

つまり、紙を手に入れるには、シャツすら手放さなければならなかったと……。 +273


※「give the shirt off one's back(全財産、シャツも含めて全部差し出す)」という表現があるためです。



9:海外の万年筆ユーザーさん

シャツを素材にするのも当然だね。当時の紙は、ぼろくずから作ることも含めて、アジア圏の紙文化に倣ったんだと思う。1830年代に産業革命が起きるまで、木をベースにした紙は普及しなかったんだ……。 +3




10:海外の万年筆ユーザーさん

素晴らしい動画を作ってくれてありがとう!
こんなこと言ったら変に思われるかもしれないけど、この動画で学んだことをTRPGのD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)に活かそうと思う。僕らがD&Dで遊ぶときの時代設定が18世紀に近いからね。 +137




11:海外の万年筆ユーザーさん

NPCキャラの製作にかなり使える情報源だよね。「村人A、B」みたいな面白みのないものじゃなく、廃品回収業者とか、パン屋の前で井戸端会議してる主婦たちとか、しっかりとしたキャラ付けに利用できるから、ゲームの没入感がより高まる。 +18




12:海外の万年筆ユーザーさん

子供の頃、紙作りに挑戦したことがあるよ。大失敗だったけどね。確かガマっていう植物を使ったはず。当時住んでいたところが沼地で、パピルス草が手に入らない地域だったんだ。 +136




13:海外の万年筆ユーザーさん

自分も子供の頃に挑戦したよ。素材はおがくずだった。そしてとんでもないゴミが出来た。 +31




14:海外の万年筆ユーザーさん

このシリーズ大好き! ご飯や料理と関係ない動画の中では一番好きかも! +142




15:海外の万年筆ユーザーさん

紙幣の原材料にはコットンとリネンが使われているよね。 +53




16:海外の万年筆ユーザーさん

「今はスマホですからね」って件のJonさんの反応が面白かったww
自分は小さいノートを持ち歩いてるけど、さすがに羽根ペンじゃなくて最新の万年筆を使ってるよ。 +10




17:海外の万年筆ユーザーさん

このチャンネルの動画は全部面白いけど、今回のシリーズは特に楽しかったよ😊 +46




18:海外の万年筆ユーザーさん

自分は文具店で働いていて、これまでにぼろくずから作った紙、上質皮紙、ウォーターマーク、印刷の種類、色々なことをたくさん学んできたよ。もちろん美しい封蝋や筆記用具のこともね。だからこそ、このシリーズの内容が上手くまとめられていると感じるよ。素晴らしい動画をありがとう。 +46




19:海外の万年筆ユーザーさん

Historical Writing Seriesは本当にためになる動画だったよ。ありがとう。 +23




20:海外の万年筆ユーザーさん

大学院の修士論文でコットン100%の紙に書くようにと指定されたよ。しかもそれを3部作って製本しないといけなかったんだ。お金はかかったけどクオリティはすごかったよ😃 +11




21:海外の万年筆ユーザーさん

現代の紙には、紙を作るために品種改良されたポプラが使われているんだ。それ用に改良されているから成長スピードは驚くほど速いし、土壌にも優しくなっているんだ。製紙会社としても、自然に生えている樹木よりも、管理下で育てられて品質が均一になっている樹木のほうを確保したいんだよ。 +38




22:海外の万年筆ユーザーさん

以前、アジアの市場では東南アジアやオーストラリアの木が使われていたよ。そして今ではインドネシアや、インドネシアの小さい島々にいる海賊たちが、あちこちに生えてる木を伐採しまくってる。その木をインド、中国、ベトナム、タイなどの違法企業に売って大金を稼いでいるんだ。そうやって作られた紙はほとんどが日本へ出荷されてる。




23:海外の万年筆ユーザーさん

植民地時代のアメリカでは、いくら頑張って紙を作っても、イギリス製の紙の品質や価格には勝てなかったんだ。でもタウンゼンド法が施行されて、紙やお茶などに税金が課されることになったんだ。そこで移民たちは不買運動を行って課税を撤廃させて、地元の製造業者が潰れずに済んだのさ。
ちなみに、アメリカ紙幣用のコットンリネンを製造しているCrane Currencyも、元々は1700年代に創業した会社だったんだ。だからこの会社も不買運動のおかげでアメリカ独立戦争時代を生き残ることが出来たってわけ。 +23




24:海外の万年筆ユーザーさん

いつもMoleskineの日記帳やノートを持ち歩いてるよ。すごく便利なんだ。 +27




25:海外の万年筆ユーザーさん

自分はこれからも紙媒体をずっと使っていくよ。 +2




26:海外の万年筆ユーザーさん

とっても面白い動画だった。自分は羽根ペンを作るのも好きだったよ。あと大学の卒業証書にも上質皮紙が使われていたなあ。
紙を作るのに木を伐採するのは悲しいことではないよ。紙の原料となる針葉樹は農園で栽培されているものだからね。家の木材も同じこと。紙を買うときも、家を買うときも、その値段に材料費が含まれているんだよ。 +23




27:海外の万年筆ユーザーさん

うん、あの発言はおかしかったよね。安いからこそ低所得者層も買えるんだ。安く作れる理由はBrianさん自身が「木から作っているから安価なんだ」って説明してる。 +9




28:海外の万年筆ユーザーさん

すごく面白かったよ。確かにここ数年はiPhoneばかり使っているなあ。これからは手帳を持ち歩いてみることにするよ。もちろん耐水性にも気をつけてね。 +13






今回も非常にためになる内でした。これで羽根ペン、インク、紙、筆記用具三種の神器が揃いました。
日本の紙の歴史は1500年以上あるとも言われていますが、欧米とアジアで紙の広まり方にこうも違いがあるとは……。
ちなみに、日本で手に入りやすく、万年筆と相性の良いコットンノートは「ミドリ MDノート コットン」です。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ミドリ midori MDノート コットン F0
価格:1210円(税込、送料別) (2019/12/31時点)



そして、これまでに翻訳した「Historical Writing Series」はこちらです。
海外「とても面白い動画だった!」今から200年以上前は羽根ペン全盛期。当時の筆記具の作り方と歴史を動画でご紹介!(海外の反応)
中世ヨーロッパではインクはこうやって作られていた! 研究家と学ぶインクの歴史!(海外の反応)

過去に投稿した万年筆の動画に関する翻訳記事はこちら。
外国人「1948年のトムとジェリー作品に万年筆が登場してた!」今なお愛される伝説的アニメ。万年筆のモデルは当時一般的だったレバーフィラー式な模様。(海外の反応)
海外「こんな風になるのか、初めて知ったよ」万年筆のインクが紙に吸収されていく様子を撮影した動画がこちら!(海外の反応)
トルコ人「万年筆のイベントなんてやってたの!?」日本のメーカーも参加! トルコで開催されたペンショーの様子に外国人たち大興奮!(海外の反応)
外国人「Montblancはダメ? Pelikanのほうが優秀?」2009年、千葉県知事が万年筆で署名をしようとしたときのハプニング。(海外の反応)
外国人「万年筆の耐久テストをしてる動画を見つけたよ」ドイツの万年筆メーカーKawecoで行われているテストの様子がこちら!(海外の反応)
大統領の警護でお馴染みのシークレットサービス。実は万年筆のインクと意外な関係があった!?(海外の反応)
海外「これは恐怖映像だ……」万年筆ユーザーにとっては悪魔の所業と言える衝撃的な動画がこちら……(海外の反応)
ヴィンテージ万年筆の修理を手掛ける日本人の技と熱意に海外から称賛の声!(海外の反応)

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4 件のコメント:

  1. 陶器の包み紙に浮世絵が使われてたのは有名だけど、そんな事に大量消費してるのはどう思ってたんだろうか?

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  2. 江戸時代では、庶民でも普通に買えて、使えるぐらい余裕でしたから、そういうもんじゃないかな。
    1枚で1文(30円前後)、それにちり紙になるまで使いまわしてたしね

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    1. ごめん。「西洋人は」の一文を書き忘れてた。
      日本では安く消費されてたけれど西洋ではまだまだ高価だったわけで、日本を何も知らない当時の西洋人は日本の事をどういう国と想像してたんだろうか?と思って。

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    2. 支倉使節団が使い捨てた鼻紙を拾われて博物館で現在でも保管されてるくらい驚かれてるよ

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