海外「とても面白い動画だった！」今から200年以上前は羽根ペン全盛期。当時の筆記具の作り方と歴史を動画でご紹介！（海外の反応）

上の画像はイメージ、サムネイル用です。

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18世紀の欧米の生活様式を紹介するYoutubeチャンネル「Townsends」にて、Historical Writing Seriesと銘打って、昔の筆記用具に関する動画が投稿されていました。
動画は羽根ペンについての説明や製作方法の紹介になっています。概要はこんな感じです。
・19世紀まで「筆記」は生活に直結する非常に重要なものだった。
・羽根ペンの素材にはガンや白鳥の羽根がよく使われていた。
・当時の羽根ペンは製作するのに何日もかかった。
・書き味を高めるためには手間がかかる。
・実は使いやすさを重視して羽根の部分を切り落としてしまうことが多かった。

※動画の翻訳はかなり長いので折り畳んでいます。

▼ クリックで展開

【0秒】 司会のJon氏（右側の方）
テネシー州グッドレッツヴィルにて、Brian Allisonさんをゲストにお迎えして、「書くこと」がどれほど重要なものなのか、筆記用具ひとつひとつの歴史を振り返りながら学んでいこうと思います。
現代を生きている私たちは文書を書くことが少なくなりましたよね。しかし、18世紀、19世紀において「筆記」は生活の一部として欠かすことのできないものでした。

さてBrianさん、本題に入る前にご自身のことを簡単に紹介していただけますか？

【30秒頃】
Brian氏（左側の方）
はい。私は約20年間パブリックヒストリーの分野に携わっていまして、現在はテネシー州ナッシュビルにあるザ・ハーミテージ（The Hermitage）に勤務しています。
ナッシュビルにはいくつかの博物館がありまして、テネシー州の都市フランクリンに来た観光客らも立ち寄る観光スポットとなっています。
そして各博物館では学習プログラムが用意されていまして、実は私もそれがきっかけで18世紀、19世紀の文筆事情について学ぶようになったんです。とりわけ羽根ペンの製作方法について触れたことが、この道に進む大きなきっかけになりました。この出会いがあったからこそ、今子供たちに筆記用具について教えることが出来ているんです。

【1分頃】
Jon氏
ではもうひとつ、今いるこの建物について教えてもらえますか？

Brian氏
ここは「Bowen–Campbell House」というテネシー州中部で最も古いレンガ造りの建物です。1787年に建てられたと言われています。
当時は戦争中で、インディアンに対処するため、Kasper Manskerという冒険家がここ一帯を砦として開拓したんです。その敷地の一部にBowen–Campbell Houseが建てられました。
現在この周辺はMoss-Wright Parkという公園として管理されています。

Jon氏
とても美しい景観で、歴史ある素晴らしい建物だと思います。みなさんも機会があれば是非立ち寄ってみてください。
では「字を書き記すこと」の重要性ついても、まずは触りだけでも紹介していただけますか？

【1分50秒頃】
Brian氏
字を書くというのはとても重要なものでした。もちろんパソコンがない頃のことです。つまり、思いついたことなどを紙とペンとインクを使って一生懸命に書きとめなければならなかった時代の話です。
私がこの分野を研究しようと思ったのも、「その時代の人々が、シンプルな羽根ペンとインクを使って字を書き、そして生活をしていた」という部分に惹かれたからです。
実際にそれらを使って書かれた当時の手紙や文書が今も貴重な資料として残っています。これらを紐解くと、当時の人々はごく普通の生活のこと、例えば洗濯物のリストや、買い物リスト、身の回りで起きた物事について書きとめていたことが分かりました。別に後世に残そうという意志のもとに書いていたわけではありません。ですが200年経った今、これが逆に当時の生活や歴史的出来事を捉えるための役立っているんです。

Jon氏
少し付け加えるなら、現代に生きる私たちは動画を撮影することが出来ますし、様々な方法で音声を録音することも出来ますし、さらにパソコンで文字を打ち込んで記録したり印刷することだって出来ますよね。
ですが、200年前にそんなものはありません。つまり、思いや言葉を伝えたり残したりする唯一の方法は「書くこと」しかなかったわけで、だからこそ非常に重要視されていたと。

【3分10秒頃】
Brian氏
その通りです。そしてその手紙を読むことこそが、現代に生きる私と過去の世界とを繋ぎ、当時の人々がどんな人たちだったのかを知る方法と言えるんです。
私が愛してやまない名言があるんですが、確かJohn Lockeの……いえ、別な人物の言葉だったと思うんですけども、とにかくその詩に「なぜ私が手紙のやりとりを大切にしているのか。それは手紙を通じてここにいない友人たちがぼんやりと語りかけてくるからだ。」というような意味合いの言葉があるんです。
これこそがまさに私がみなさんにお伝えしたい部分でありまして。今の時代、遠くへ行って会えなくなってしまったり、あの世へ旅立ってしまった愛する人も、ビデオの中で蘇ることが出来ますよね。それと同じように、200年前、300年前、果ては500年前の手紙や文書すらも、読んだ瞬間に彼らは現代に蘇り、当時の考え方や生活様式などを鮮明に伝えてくれるんです。
彼らにとって手紙が重要であったように、私たちにとっても過去へと導いてくれる大切な水先案内人なんです。

【3分50秒頃】
Jon氏
そしてその文書を書くために必要不可欠な道具というのがこちらの羽根ペンなんですね。

Brian氏
ここにある羽根ペンは当時と同じように全て異なる品種、異なるタイプから作られたものです。もちろん今日においても立派な羽根ペンとして使うことができます。
羽根ペンの製作や再現はとても簡単なんです。一部の品種は絶滅の危機に晒されているので、そこは妥協しなければなりませんが。例えば、1848年に第11代アメリカ大統領ジェームズ・ポークがメキシコとグアダルーペ・イダルゴ条約を結びましたが、その際の署名に使われた羽根ペンはハクトウワシの羽根から作られていました。これは今では取ることが禁止されているので素材として使ってはいけません。仮に道路に羽根が落ちていたとしても拾ってはいけません。
また白鳥の羽根を使ったペンも広く親しまれていましたが、こちらも現在では入手が難しいので素材とするには厳しいです。
しかし、こちらのガン（ガチョウ）と七面鳥を使った羽根ペンなら問題ありません。野生であっても家畜として飼われているものであっても素晴らしい羽根ペンが作れます。
これは野生のハイイロガンの羽根を使ったものです。その右にあるのは飼育されているガンの羽根、さらにその右にあるものは野生の七面鳥、そしてこれが飼育されている七面鳥のものです。
みなさんが大きくて丈夫な羽根ペンを求めているなら、ガンと七面鳥がオススメです。現代においてもっとも入手しやすい素材ですから。
ちなみに私の友人曰く「中世のヨーロッパでは野生のクジャクがそれほど多くなかった」とのことなので、映画などに出てくると明らかな時代錯誤ということになりますね。
それと当時、一般的に羽根ペンの素材として好まれていたのは白鳥の大きな羽根でした。今とは違って簡単に入手できる時代で、なおかつ数ある羽根の中でも一番大きいものだったからです。ですが問題もありまして、白鳥の羽根は非常に硬く、筆記に適しているとは言い難かったんです。
また当時の作家たちに好まれた素材はガンの羽根でした。酷使しても壊れにくい十分な耐久性を持っており、同時に柔軟性も備えていたため作家たちにとって都合が良かったんです。

【5分30秒頃】
Jon氏
当たり前のことですが、鳥から羽根をむしり取ってそのままペンとして使うことは出来ませんよね？

Brian氏
はい、ペンとして使えるように手を加えなければなりません。
ひとつ面白い話がありまして、ラテン語で「Penna」は「ペン」という意味と「羽根」という意味があるんです。そして「Pen」という言葉の語源が「Penna」であると言われています。
それでですね、まず羽根に手を加えるにしても、そのままだと柔らかすぎてナイフで削れないんです。ここで重要なステップとして「テンパリング（焼き戻し、加熱）」という作業を行います。テンパリングのやり方はいくつもありますが、昔に倣って最も簡単かつ最も古い方法を取るならば、直射日光に1年以上晒して乾燥させることです。そうすれば最終的に羽根が硬くなるでしょう。

【6分30秒頃】
Jon氏
日の光が当たる窓辺に置いてエイジングするということですね。

Brian氏
はい。現代であれば車を使うと時短できるでしょう。日の当たる場所に止めておけば車内が熱くなりますからね。おそらく半日で済むでしょう。

Jon氏
車のダッシュボードなどに置いておけばすぐに出来ますね。

Brian氏
その通りです。そして羽根の軸が黄色くなり、プラスチックのような硬さになったら準備完了です。
このテンパリングは昔こそ日の光に当てて自然に任せていましたが、1830年代頃には人為的にエイジングする方法が編み出されました。それが「水に浸けた後、高温の砂で熱すること」です。これは現代においても最も優れたやり方とされており、私もこの方法で羽根ペンを作っています。
水を入れたコップに一晩浸けておくと軸が柔らかくなるんです。しなやかになると言ってもいいですね。その後、オーブンなどで熱した砂に軸を突っ込みます。あとは冷めるまで放置しておきます。こうすることで、自然だと1年以上かかるエイジングが、ものの数時間で完了させられるんです。

【7分35秒頃】
Jon氏
うーん、なるほど、面白いですね。でも19世紀以前に似たようなやり方はなかったんですか？

Brian氏
17世紀後半に書かれた資料にも似たような方法が記されていました。それが「Dutching」と呼ばれる方法なんです。オランダで発明されたやり方なので「Dutch」とされているんですが、この方法は難しいんです。といっても湿らせて柔らかくしたのちに、温めて硬くするという点は同じです。
やり方としては羽根の軸を塗れた布で包んだり、ときには湿度の高い地下室に穴を掘ってそこへ突っ込んだりして放置します。これで軸が少し柔らかくなります。その後、熱した石炭を地面に並べて簡易的な窯を作り、さらに地面に穴を掘ってそこへ軸を突き入れます。数秒後に取り出して、軸を平らに潰してから、もう一度元の丸い形に整えるんです。あとは基本的に冷やして終わりです。

【8分30秒頃】
Jon氏
なぜ潰して元に戻すんですか？

Brian氏
ニブ（ペン先）を使いやすくするためです。こうして一度平たくしておかなければ、ニブとなる部分がアーチ状のままになって書きにくくなるんです。一度やっても平たくならない場合は同じ作業を繰り返します。
私はこれまでたくさんの羽根をこうして平たくしてきましたが、2回繰り返すと軸となる部分を丸く、ニブとなる部分を適度に平たく作ることができました。

【8分30秒頃】
Jon氏
なるほど、平らな部分と丸い部分をそれぞれ作るということですね。
ではもっと軸が太い、大きい羽根を使うのはどうなんでしょう？　その分が半径が大きくなり、ニブになる部分は平たくなるので作りやすいのでは？

Brian氏
その通りです。その点で小さい羽根は加工が難しいと言えます。
そしてもうひとつ、最初にしなければならないことがあります。それが羽根の軸の周りを被膜のように覆っている油を取り除くことです。油をそのままにしておくと、ナイフで加工しようと思っても上手く刃が通らなくなってしまいます。
実はテンパリングを行って冷やした後なら、油が白い粉末状になりパラパラと剥がせるようになるので、このようにナイフの背を使って撫でるように落としていくといいでしょう。
次にやることは、軸の中を駆け巡る膜組織を取り除くことです。これが先ほど熱を加えたときに黄色に変色した部分です。このように棒か何かを軸の中に挿入して膜を壊してください。その後、先端がフック状になった針金などを使い、壊した膜に引っかけて取り出します。ここで全部取り出しておかなければ、いざペンとして使ったときに、軸の中からゴミが落ちてきて、インクと混じって書いていたものが台無しになってしまいます。つまり最初から書き直しという、これはもう最悪の事態ですよね。
羽根ペンとして加工するには切れ味の鋭いナイフが必要になります。
こちらはQuill Knife（クイルナイフ）です。これは切れ味が悪いので私は今使っていません。いずれ少し手を加えて改善しなければならないですね。
こういう道具を使って羽根ペンを加工するわけですが、ここが難しい部分なんです。私が羽根ペンの製作を始めた頃、インストラクターからこう言われたんです。「失敗を恐れてはいけないよ。何事も始めは難しいものだから」と。それからは諦めずに、やれば必ず出来るようになると思って何百回も試行錯誤を繰り返しました。

【10分35秒頃】
Jon氏
どれくらいの羽根を使ってきたんですか？

Brian氏
それはもう数えきれないくらいに。
それで右利き用と左利き用の羽根というものがあるんです。今私が手にしているのは右利き用です。これは鳥の左側から取れる羽根です。このようにカーブしているので、筆記中でも顔に触れることがありません。
私は左利きですが、右利き用でも羽根の上部分を短く切って使っているので問題ありません。
ただ左利きでも羽根を自然な形で使いたいという場合は、下の部分を切るといいでしょう。今から切ってみます。はい、今切ったこの部分がニブとなるわけです。

Jon氏
つまり、このやり方で左利き用として調整する場合、ニブとなる部分は通常よりもかなり後ろにくるわけですね？

Brian氏
その通りです。ニブが軸の上のほうにきます。
そしてニブとなる部分にスリットを作ります。つまりナイフで切って割れ目を作るんですが、スリットはとても小さいものなので、慎重にやりましょう。このようにわずかに割れ目が出来て先端が分かれるくらいで構いません。これ以上長く切ってしまうと羽根の軸全体にまで亀裂が入ってしまうので良くありません。

【12分頃】
Jon氏
本当に先端だけ、ちょっと切るだけで良いんですね。

Brian氏
そうです。私の場合はナイフでちょっとだけ切った後、細い棒を挿し込んで割れ目を作っています。こうすることでナイフだけでやるよりも上手くスリットを作れるんです。
まず軸の先端から適度な位置を親指で力いっぱい押えます。

Jon氏
先端から9.5mmくらいの場所ですね。

Brian氏
正確には分かりませんが大体それくらいですね。
そして細い棒を中に入れて、圧をかけると亀裂が広がっていきます。はい、出来ました。ちょっと割れ目が長くなってしまいましたが、これくらいでも大丈夫でしょう。
次にやることは軸を半分に切ることです。今ニブのスリットを作りましたが、軸の下半分は必要ないので切り落としましょう。スリットの割れ目の端がここにあるので、そこから半回転させて、さらに1.2cmから1.9cmくらい手前にナイフを置き、軸を抉って一気に切ります。

【12分50頃】
Jon氏
深く切り過ぎないようにしないといけませんね？

Brian氏
深く切ってはいけません。あくまで軸を大体半分にしましょう。
これで軸をひっくり返すと、ほらペンとしての原型が出来ているでしょう。下半分を削ることでニブの形になってきました。
次にニブの先端を整えて、ショルダーを作っていくんですが、これがまた難しい工程なんです。今は真っ直ぐな状態なので、両サイドから先端に向けて削って湾曲状にしていきます

※ショルダー（Shoulder）はニブに弾力を与える部分のことです。ニブ全体で一番幅がある部分、ハート穴の両サイド付近の出っ張っている部分のことを指します。
↓こちらのセーラー万年筆の公式ページではショルダーという名称ではなく、ショルダー部分からペンポイントまでを「弾力部」としているようです。
https://www.sailor.co.jp/knowledge/original

Jon氏
横から下の先端へ向けてカーブを描くように削っていくんですね。

Brian氏
そうです。では削っていきましょう。それほど上手く削れなくてもまた整えれば大丈夫です。私も後から形を整えているので。
それと削ると破片が飛ぶので、目に入ると危険です。ゴーグルやサングラスを着用するといいでしょう。私は以前破片が目に入ってしまって大変でした。
ここでショルダー部分が片方できました。不格好でも気にしないでください。後で整えられますから、今はもう片方に取りかかりましょう。同じ手順で削っていきます。だんだんと羽根ペンらしい先端になってきましたね。
そしてショルダーを良い形に仕上げた後、ここからが最重要です。とうとうニブの先端、ペンポイントの加工に入ります。みなさんペンポイントを良い形に仕上げるための方法をお見せするので、私の手元をよく見ていてください。このようにナイフの背に親指を当てます。そしてそこを軸に回転させるように削っていきます。これによってかなり正確にナイフを取り扱うことができます。

【14分50頃】
Jon氏
ナイフを正確にコントロールしつつ、さらに削るために力もかけられるというわけですね。

Brian氏
はい、そうです。ここで大事なのはパワーとコントロールなんです。
そしてニブの形を整えたら、こちらの細い棒を軸の中へと挿し込みます。

Jon氏
中に棒を入れてカッターマット代わりにすると。

Brian氏
ええ。こうしてギザギザで不揃いな先端をナイフで切りつつ、ニブ全体の長さを調節します。

Jon氏
ギザギザでニブとしては使えない不要な部分をちょん切り、フラットなペンポイントを作り出すと同時に、長すぎるニブを短くして使いやすくするんですね。

【15分20頃】
Brian氏
はい。今先端を切りましたが、これではまだ長すぎます。切って調整しなければなりません。実際にどれくらいの長さにするかは人それぞれです。どれくらいだと長すぎるか、どれくらいだと短すぎるか、よく見て判断していきましょう。
私の場合、これだと長すぎて上手く書けないと思われます。なのでさらに先端を切って短くします。フラットなペンポイントが得られたら今度は幅を整えていきます。
これで18世紀の羽根ペンのような外見にかなり近づきました。それらしく見えるでしょう？
ここで最後の仕上げとしていくつかやることがあります。ひとつは、まだ先端がフラットでなかったりギザギザしすぎている場合です。このタイミングでしっかりと整えておきましょう。昔の人は鮫皮を使っていましたが、私は目がとても細かい1000番の紙やすりを使います。使い方としては基本的にこんな風にします。紙やすりの上を撫でるように数回動かします。これだけでギザギザがなくなります。
ふたつめはこれです。見て頂けると分かるように、ここの部分の羽根が手に触れてしまうので、書く際に邪魔になってしまいます。なのでハサミなどで切ってしまいましょう。
より気持ちよく書けるようにしたい場合は、弓矢に使う矢のような形にしても構いません。昔の絵画などでも、思いっきり羽根を削いだり、切り詰めたりしたペンが描かれています。
覚えておいてほしいのが、昔からこちらのペンのように羽根を全て削ぎ落として鉛筆のようにしていることが多かったということです。羽根は文字を書く上で不要なものです。書きやすさ、使いやすさを優先した、筆記用具としてとても好ましい形状のペンなんです。
つまり、羽根ペンを作るときに美しさを兼ね備えた形状を大事にしがちですが、筆記用具としての本質を考えれば真っ先に削ぎ落としたほうがいい部分となるんです。
以上が羽根ペンの作り方となります。

【17分頃】
Jon氏
素晴らしいです。これまで羽根ペンはシンプルな筆記用具だと思っていました。でもBrianさんがやるのを見て、そして私自身羽根ペンの製作に何度も失敗してきて、とても大変なものだということが分かりました。
Brianさんも含めて、何度もこれに取り組み、作り続けてきた人たちは本当にすごいと思います。驚きしかありません。製作の指導、本当にありがとうございました。
動画をご覧の皆さんの中に、羽根ペンの製作に挑戦する人がいるかもしれません。こちらのように素晴らしいペンを作れるよう頑張ってください。
いやあ、本当に素晴らしいです。Brianさんありがとうございました。
今回取り上げた「書くこと」「筆記」というジャンルですが、今後は紙やインクなどさらに掘り下げた内容の動画を投稿する予定です。楽しみに待っていてください。ご視聴ありがとうございました。

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１：海外の万年筆ユーザーさん

今まで歴史考証の動画は色々見てきたけど、その中でも一番面白かったよ！　羽根ペンってすごく面白くて興味深いものなんだね……。　＋４８６

２：海外の万年筆ユーザーさん

Dearest Augustine, I do hope this latest damp has not aggravated your grey lung.. dip dip dip dip dip.　＋２６０

※元ネタはファミリーガイ（Family Guy）というアメリカのアニメのワンシーンです。
羽根ペンで「いかがお過ごしですか」と書きながら、Dip（ニブをインクに浸ける）を何度も何度も繰り返しています。

３：海外の万年筆ユーザーさん

作り方をメモしておかなきゃ。来年は自作の羽根ペンを使おう。　＋１

４：海外の万年筆ユーザーさん

小ぶりのJack knife（折り畳み式ナイフ）がPen Knifeと呼ばれる理由がこれね。　＋５９

５：海外の万年筆ユーザーさん

11歳の頃、遠足でBrianさんに会ったことあるわ。　＋５２

６：海外の万年筆ユーザーさん

自分はテネシー州のフランクリンで生まれ育ったんだけど、たぶんCarton plantationっていう博物館で彼に会ってると思う！

７：海外の万年筆ユーザーさん

お金に困ってる人はこうやって羽根ペンを作って売って稼いでいたのかな。　＋４４

８：海外の万年筆ユーザーさん

祖父は自分の名前に使われてるアルファベットの大文字以外読むことも書くこともできなかったんだ。でも僕らが子供の頃、羽根ペンの作り方を教えてくれたんだ。あとヨウシュヤマゴボウを使ったインクも作ってくれたんだよ😃　＋１５３

９：海外の万年筆ユーザーさん

今の子供たちって大半は自分の名前を筆記体で書けないよね。タイピングして印刷だもん。巡り巡って昔に逆戻りしてると思う。　＋３１

１０：海外の万年筆ユーザーさん

基本的な筆記体なら書けるよ。学校で教えてくれなかったから独学だけど。　＋１１

１１：海外の万年筆ユーザーさん

自分が通ってる学校では手書きのサインじゃないとダメだよ。印刷なんて許されない。だから昔に戻ってるとは言えないよ。

１２：海外の万年筆ユーザーさん

今もイタリア語で「Penna」は羽根とペンの両方を意味する言葉として使われてるよ。　＋２１

１３：海外の万年筆ユーザーさん

スペイン語だと「Pluma」が羽根とペンを意味する言葉になってる！　＋３

１４：海外の万年筆ユーザーさん

軸を削ってペンにするのって想像していたよりもはるかに難しくて複雑な作業だったんだね。　＋３８

１５：海外の万年筆ユーザーさん

ドイツ語ではニブやペン先のことを「Feder」と言うんだ。今もこの言葉は使われているんだよ。しかも羽根や羽根ペンを意味する言葉でもあるんだ。。　＋１５

１６：海外の万年筆ユーザーさん

素晴らしい動画だった！　これを見たら自分も羽根ペンが作れるんじゃないかと思えるよ！
自分は趣味でカリグラフィーをやってて、羽根ペンを作ったこともあるんだけど、まあ結果は悲惨なものだったんだ。でも何でそうなったか今なら分かるよ！　＋７４

１７：海外の万年筆ユーザーさん

Brianさんも左利きなんだ。仲間に出会えてよかったー。
筆記具がもっと左利きに優しかったらなよかったのに。　＋１９

１８：海外の万年筆ユーザーさん

羽根ペンの耐久性はどれくらいなんだろう？　先端がダメになっても鉛筆みたいにまた削れば使えるのかしら？　最終的には壊れて使えなくなっちゃう？　＋２３

１９：海外の万年筆ユーザーさん

自分の場合は削り直してるよ。ガンの羽根を使ったペンだと、レイド紙で3ページから5ページ分書いたらペンポイントが丸まってくるからね。羊皮紙だともっと書けるけど。　＋１７

※レイド紙（レイドペーパー、簀の目紙）は表面にわずかに凹凸が感じられる縞模様が入っている紙のことです。この縞模様は紙を作る過程（紙を漉くとき）に出来るものです。

２０：海外の万年筆ユーザーさん

コンピュータも昔は計算機だったんだよね。　＋９

２１：海外の万年筆ユーザーさん

中世ヨーロッパの貴族は食用としてクジャクを飼育していたんだ。18世紀になっても料理本にはクジャクのローストやパイのレシピが載っていたんだよ。それくらいクジャクの肉は美味しかったんだろうね。
当時の貴族がクジャクの羽根を使ってペンを作らなかったのは何でだろう？　アピールするのが大好きな人たちだと思うんだけど。　＋５５

２２：海外の万年筆ユーザーさん

どうやらクジャクの皮や羽毛を剥いだ後、体をローストして、剥いだ部分を元に戻して生きてるような装飾品として飾っていたらしい。中世の貴族は変人だったのかな。　＋４７

２３：海外の万年筆ユーザーさん

クジャクの羽根軸の円周はガンのものより小さいんだ。理由はクジャクが地上で生活する鳥で飛ぶのが下手だから。一方のガンは長距離を飛ぶ鳥だから軸は太めになってるんだ。
加えてクジャクは貴族の中でも上位にいる人たちに飼育されていたから、羽根ペンの素材としてあまり使われなかったんだろうと思われるよ。
それにガンは昔から肉や卵用に大量に育てられていたし、比較的安く手に入る鳥ということで、その羽根がペンとして重宝されるのも道理かな。　＋１４

２４：海外の万年筆ユーザーさん

七面鳥の羽根をたくさん持ってるから挑戦してみた！
あまりに酷すぎるもの、書けないもの、出来は悪いけど書けなくはないもの、の3本が作れたよ！
結構楽しいから、これからもっと頑張って作ってみるよ！　＋１７

２５：海外の万年筆ユーザーさん

とても面白い動画で、実際に作ってみようと思ったわ！　というかBrianさんかっこよくない！？ｗｗｗ　＋２２

２６：海外の万年筆ユーザーさん

シルクハットを被ったらまさに紳士って感じがしそう。　＋５

２７：海外の万年筆ユーザーさん

でも「羽根ペン貸して」って言ったのに鉛筆みたいな形に削がれた元羽根ペンを渡されたら怒るわ。　＋２８

２８：海外の万年筆ユーザーさん

だよね！！🤣🤣

２９：海外の万年筆ユーザーさん

昔の人たちよりも今この時代を生きている人たちのほうがいっぱい書いてると思う。問題はそのほとんどが昔のものほど価値がないってところ。　＋６

３０：海外の万年筆ユーザーさん

良い動画だったけど、もっと手元を写して作業しているところをちゃんと見せてほしかったな。　＋４７

３１：海外の万年筆ユーザーさん

Brianさんの親指に絆創膏が巻かれているね。場所的にナイフで切っちゃったのかな。

３２：Brianさん

その通りです。

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管理人にとってはとても面白い動画でした。
Brianさんの情熱もさることながら、羽根ペンを書きやすくするために羽根を切り落としていたことに驚きました。羽根ペン＝ふさふさしているというイメージしかなかったからです。実際に昔の西洋画などを調べてみると、羽根がちゃんと残っている絵もありましたが、Brianさんの言う通り羽根ペンが矢のような形状になっていたり、鉛筆のような棒状のものになっていたりする絵がいくつかありました。
昔は今と違って「書くこと」に代わるものがなかった時代ですから、その重要性は想像をはるかに超えるものでしょう。
それとHistorical Writing Part2、Part3については今度翻訳してアップする予定です。

過去に投稿した万年筆に関する翻訳記事はこちら。
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引用元：Youtube

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